VFC/Umarex GLOCK19を実戦で使いやすくする工夫あれこれ
こんにちは!ORGA STAFFの阿部です!
前回は東京マルイGLOCK19との比較という事でしたが、今回は実際にVFC/UmarexのGLOCK19を少し調整して実戦投入してみた件をお話しさせて頂きます!
サバゲーで使うとなると、真夏ならまだしも今はもう秋。朝晩の冷え込みはありますし日陰での気温もそんなに上がらないので、それなりに動作性能が良くなるような調整はしていきました。その辺の内容についてご紹介できればと思います。ちなみに箱出しでも結構動作性能は良好ですが、より良く動かすための内容です!個体差もあると思うので何か動きが渋いな~という方は試してみてください。
まずはショートリコイルの調整から!
スライドが発砲時のガスの力だけでしっかり後退し次弾装填してくれるか、ここがガスブロでは重要になるかと思います。海外製品は日本のガス圧に合わせた調整をしてくれている製品も多いものの、まだまだスプリングが強いかなぁというのが現状。弱いガス圧でスライドがきちんと動くように調整していきましょう。
まずはリコイルスプリングを見ていきましょう。初期状態ではリコイルスプリングは2本のスプリングを組み合わせた構成になっています。結構強いテンションが掛かっており、スライドを元に戻すには申し分ないですが、気温が低いときや連射してマガジンが冷えた時ににスライドが後退しきれるかが不安なので、太くて短い方のスプリングは外してしまいます。細くて長い方のスプリングだけでもそれなりにテンション強めなので、スライドの戻りは心配なさそうです。
また、ここから先はキレイに処置できる方のみおすすめなのですが、スライドストップが掛かる切り欠きを2mm~3mmほど削って広げてしまいます。こうすることで、BB弾を撃ち切ったときのスライドストップがうまく掛かりやすくなります。削りすぎにはご注意を!
続いて初速アップのバレル変更!
私はハンドガンを買うと必ずやっているのがインナーバレル変更です。タイトバレル化することによって、初速を少しでも上げて狙える距離を数mでも伸ばしておきたいという心情です。
GLOCK19は東京マルイでもまだ出たばかりということで、ピッタリ合うサイズの社外インナーバレルがありませんね。というわけでORGA SUPER POWERバレルで給弾口の形状が一致しているものを探してバレルカットします。長さは85.0mmになります。VFC/Umarex GLOCK19用にカット済みバレルを商品ラインナップに追加しましたのでご希望の方はこちらからどうぞ。
ORGA SUPER POWER BARREL UMAREX GLOCK19 Gen3用はこちら
初速アップ量ですが、ノーマルよりも2~3m/sほどのアップとなりました。思ったより上がらないなーと感じノーマルインナーバレルの内径を測ってみるとなんと最初からタイトバレルが採用されております。SUPER POWER バレルほどではありませんが、ノーマルで6.01mmの内径でした。VFCの気合の入り方が伺えます。
とはいえ、2~3m/sの初速アップでも集弾精度の向上効果は充分見込めますのでおススメのカスタムになります。
東京マルイもインナーバレル長は85mmくらいだと思いますが、給弾口の形状がここ最近のハンドガンとは変更されているようなので互換性は保証できません。東京マルイG19に試したい方は自己責任でお願い致します。
ホップパッキンを変更するときは注意!
VFCのチャンバーですが、ホップアームのパッキンを押す突起がかなり銃口よりになっている気がします。社外品のパッキンの交換すると、パッキン側の突起位置とホップアームの突起位置が合わずうまく機能しないことがありますので、要確認しながら交換してください!で、突起位置が合わない場合の対策としては、ホップアームの先端の厚みを数mmかさ増ししてあげます。ゴムシートや鉛テープ、アルミテープの重ね張りで良いです。こうすることで社外品のホップパッキンの突起部分を押せるようになりますし、ノーマルホップパッキンの場合でも、長掛け風の突起を活かせるようになると思います。
スライドの動きをスムーズに:チャンバーの調整など
インナーバレルを変更したとき思ったのがチャンバーとアウターバレルの動きが若干渋い点。これはバレル交換した際、ついでに社外チャンバーパッキンに取り換えてみたらノーマルより若干大きかったせいか、チャンバーの締まりが悪くなり更に顕著に。(;^_^)
ネジ山を潰さないよう慎重に増し締めして、ここは思い切ってチャンバーがアウターバレルに触れる側面を金ヤスリなどで削ってしまいましょう。削りすぎて横方向のガタツキが出てしまうと命中精度に問題が出てくるので、削ってはアウターに入れ動きを確認しながら少しずつ行うようにしてください。良いところまで削れたらグリスアップしてあげます。ショートリコイルの動きが良くなります(^^)
また、余談ですが個体差によってはホップアップ調整ダイヤルが凄く固い場合があります。そういったときは、ダイヤルの裏面をコンマ数mmだけ削ってあげてください。動きがスムーズになります。こちらも削りすぎると逆にユルユルになってしまうので少しずつ削って調整してください。
外観に拘る人にはおススメ、マガジンエンドプレートの一工夫
VFC/Umarex GLOCK19の良い所は、パッと見ではエアガンとは分からないくらいの再現度です。それがマガジンにも表れているのですが、エンドプレートは完全にガス注入バルブを隠すような設計になっており、GLOCKのロゴがあしらわれています!エンドプレートに穴をあけてしまうのも手ですが、折角のリアルさが損なわれてしまいます。
エンドプレートの見た目を活かすにはガス注入時はこのプレートを外さなければなりません。ですが、このエンドプレートは何故か裏側にくぼみがあって、途中で引っかかるようになっています。マガジンスプリング下部をいちいちググッと爪で引き下げる必要があるのです。これは結構面倒だし何回もやってると爪も痛い。
そこでエンドプレート裏側に少し加工をしてみました。
見えない部分なので作業は粗いですが(汗)。エンドプレート裏側にあるくぼみにはプレートストッパーの突起が噛むようになっていて、それが中途半端な位置でエンドプレートを止めてしまっていました。なので、エンドプレート裏のこのくぼみをカッターやリューターなどで数ミリ大きく伸ばしてしまいましょう。すると…
ここまでエンドプレートがずらせるようになります。プレートを完全に外さなくてもガス注入ができるようになります。丸いストッパーの部分をドライバーやガス缶の口で軽く押しながらプレートをずらせば、爪を傷めずにガス注入の一連の作業ができるようになりますよ。
と、こんな感じで簡単に調整できる箇所を紹介してましりましたが、前述の通り、VFC/Umarex GLOCK19は箱出しでもかなり動きが良いので、イマイチだなぁという所以外は基本そのままでOKです。ちなみにハンマー周りもかなり改善されている様で、今回は私は手を加えていません!
もうかなり涼しくなってきてしまったので、活躍の場はインドアフィールドや来年春以降のアウトドアになるかと思いますが、チャキッといいスライド音を響かせるVFC/Umarex GLOCK19をぜひともお楽しみください(*^_^*)
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